WP#75 - データセンターとオフィスにおけるサーバのエネルギー効率

07 November, 2017 | ホワイトペーパー

編集者:
Jay Dietrich/IBM

寄稿者:
Jeff Doolittle/HPE
Gary Verdun/Dell
Shahid Sheikh/Intel
David Reiner/AMD
Henry Wong/個人会員


本ペーパーでは、実際の使用シナリオをいくつか提示しながら、今日のデータセンターワークロードをどのように管理し最適化するかについて、具体的に説明します。どのような環境(オフィス、企業データセンター、クラウドデータセンター)にサーバを導入する場合にも、サーバはそれぞれ特定のワークロードまたは
ワークロード集合を処理するようにサイジングされているという認識を踏まえ、導入電力手法を用いて、サーバのエネルギー効率を表す手段としてのアイドル電力、およびアクティブ効率(重み付き 幾何平均アクティブ効率またはアクティブ効率メトリック)メトリックの有効性をそれぞれ評価することができます。導入電力手法は、集約的に評価されたSERTパフォーマンスおよび電力データを使用して、ターゲットとなる大規模なワークロードの処理に必要なサーバ台数、およびそのサーバ集合によるデータセンター電力使用量を算定します。アイドルテストに合格したサーバと、アクティブ効率テストに合格したサーバとの間で、導入電力およびアクティブ効率を比較してみると、サーバのエネルギー効率を規制するためのポリシーツールとしてのアイドル電力の使用は、高性能サーバが不当に市場から排除される結果を招くことが明らかになります。これらの高電力・高性能サーバが市場から締め出されると、アクティブ効率メトリックを使用する場合よりも、データセンターのエネルギー消費量が、30%以上高くなる可能性があります(図12)。さらに、サーバのアイドル電力のトレンドは横ばいか、やや悪化することが予測されるため、アイドル電力を厳しく制限すると、結果として高性能サーバの数が減少してしまい、データセンターのエネルギー消費量を最小化する機会が失われます。グリーン・グリッドは、今後のデータセンター市場のトレンドや、年ごとのサーバパフォーマンスの向上トレンドを含む確実なデータに基づいて、サーバのアイドル電力アプローチを脱却し、SERTをベースとする重み付き幾何平均のアクティブ効率メトリックに移行することを強く推奨します。グリーン・グリッドは、ステークホルダーおよび支持者のコミュニティと建設的な協力関係を築くことを期待しています。