Session Details

効率的なデータセンター設計の現状と今後

既存および現在構築中の世界中のデータセンターにおいて、限られた貴重な水、電力、スペースのリソースを駆使する中で、低コストで、スペース、パワー、水の効率の良い、繰り返し利用可能なデータセンターのフィジカルインフラが重要になってきている。
複数世代のデータセンターの設計、効率、経験について紹介し、中には複雑なエンジニアリング無しに現在の設計によって構築されたデータセンターの平均よりも10倍も改善されたケースも紹介する。
本講演では、実際にグリーン・グリッド”カテゴリー3”計算法によってPUE1.1以下となった12,000~18,000ワット/sqmを設計・運用されたデータセンターについて説明する。さらに、水資源の利用を従来のタワー・トポロジーの10%以下、スペース効率は従来のデータセンター設計の10%~30%といったデザインコンセプトについて考察する。

      

ジョン・マッシリ  (John Musilli)

インテル コーポレーション
データセンター・アーキテクト


インテル コーポレーション、シニア・データセンター・アーキテクト。
認可されたゼネラル・エンジニアリング・コントラクターとして20年の起業家経験を持ちデータセンター事業に参入。ユーティリティや政府機関に設備および機器の保守サポートを提供。

マッシリ氏は、実践的でエネルギー効率が高いデザインとメソドロジーでデータセンターには強力なソリューションを提供。データセンターの運用や設計上の問題に対しても過去の方法や設計にとらわれず、従来のITおよび通信サプライヤの枠を超えたソリューションとデザインを探求。

近年では、不要となったファシリティを、外気フリークーリングおよび1,100~1,700w/sq.ft. 冷却密度を提供するクローズ・カップルド蒸発冷却ソリューションを用いたデザインで、1.06PUEのデータセンターとして稼働させている。

 

 

 

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